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LuLuLu Blogこんにちは 高知初のシェアハウス&ゲストハウス支配人のタローです
先日から読み始めていた、牧野富太郎関連の最新刊「ボタニカ」(朝井まかて 著)を読み終えました。
感想は、一言で言えば・・ ちょっと言いづらいんですが・・
「正直、私は牧野博士のことが、ちょっと嫌いになりました・・というか、ひどい奴やで〜!」
「のび太的というのか・・ 良く言えば、まっすぐで不器用。でも別の言い方をすれば、奥さんや子供、援助者を含め、周りの人への配慮が足りない生き方だったんでは?」
そんなことを読み終えて感じましたね
特に奥さんである、スエさんに対しては、可哀想・・とみんな思うんじゃないかな
スエさん自身は、ひたむきに植物が好きだった富太郎を何の迷いもなく愛し、応援し、苦楽をともにしたので、不幸と思ってなかったのかも知れないけど
でもね〜、どうなのよ!!! と感じるなあ
特に女性は、なおさらそう思うんじゃない?
加えて、佐川町で最初の結婚をした、幼なじみの猶(なお)
この人に対しても、富太郎ちょっとひどい扱いをしている
この結婚は無理矢理仕組まれた(?)結婚だったので、富太郎自身が気に入っていず、結局離婚をしてしまう。
それは時代を考えれば、ある程度はしょうがない
だけど、猶と離婚する前に、東京でスエと子供作っちゃったり、それでいて、金だけは猶のいる佐川の実家にせびったり(それもかなり莫大な金額!)、とにかく対応がひどい!
その他、大学の教授に対してや、莫大な借金を肩代わりしてくれた神戸の篤志家に対しても、ちょっと子供っぽい対応だったなと感じずにはいられない
さて、みなさんはどう思いました?
彼の植物に対する並々ならぬ情熱には敬意を感じるし、日本の植物を日本人の手で解き明かそうとする、その心も感動する!
科学としての植物学にいかに貢献したのかを大事に考え、学歴にこだわらなかったのも「学び」の本質で素晴らしいと思う
だけど・・ それにしても人に迷惑を掛け通した人生だったなと思う
特に二人の女性に対して
この二人がいなければ、牧野富太郎博士はなかっただろうね・・ とそう思わせる一冊でした
偉業を成し遂げるためには、この程度はやむなし!と考えるべきか、どうなのか???
そんなことを考えながら、モヤモヤとした読後の感想を持ちました!
みなさんの感想も是非聞いてみたい!!!
ところで、特に気になった3カ所に印を付けました
この言葉なんか、牧野の一面をよく表している言葉だと思ったなあ・・
富太郎を育ててくれたおばあさんが死んだ時も、彼は植物採集に出かけようとする
それに対して、当時の妻であった猶が、富太郎に願い出るシーン
両親を早くに亡くした富太郎にとって、おばあさんが育ての親であり、湯水のごとく使っていた初期の彼の研究費用を、文句も言わず面倒見てくれていたのも、このおばあさんなのに!
学問を停滞させぬこと、それがワシの偲び方じゃ!
分かるけどさー うーーーーーん
こちらは、現在のお金で言って、3億ぐらいの借金を肩代わりしくれた、神戸の篤志家に対しても、牧野博士、やらかしてしまうシーン!
子供っぽいと言うか・・相手の立場に立って考えられないというか・・
読んでいて、モンモンを通り越して、ムカムカしてくる!
さて、みなさんのお気に入りシーンはどこでした?
ぜひ、読んだ人とルルルで話をしてみたいね〜
別の感想も是非聞いてみたいので、牧野博士好きはぜひルルルにお越し下さい!
線を引いたり、付箋を貼った「ボタニカ」を、ルルル文庫に置いてますので、ぜひ読んだ人はもちろん、まだ読んでない人も見に来て下さい!
そして、その感想を聞きたい!!!!
お待ちしてます!!
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